よみどき棚
第175回 直木賞 候補作
朝倉かすみ『けんぐゎい』を含む、2026年上半期の候補5作
最終更新:
2026年7月15日に発表された第175回直木三十五賞の候補作5作を並べました。受賞作は朝倉かすみ『けんぐゎい』。女性たちの時代小説から、全盲の国学者を描く歴史小説、結婚と台所をめぐる連作、アメフトに懸ける青春小説まで、物語の広がりを読み比べられる棚です。
誰向けの棚か
直木賞受賞作だけでなく候補作まで読み比べたい人、時代小説から現代小説まで幅広く次の一冊を探したい人。
どんなときに読む棚か
受賞発表のニュースを見たあと、夏休みに没頭できる物語や長篇を選びたいとき。
この棚の選び方
日本文学振興会が発表した第175回直木三十五賞の候補5作をすべて収録しました。受賞作を先頭に置き、残る候補作は候補者名の五十音順に並べています。受賞結果だけでなく、候補作それぞれの主題と読みどきが伝わる構成にしました。
掲載本
詳しい紹介
けんぐゎい
直木賞受賞作
けんぐゎい
世間の「圏外」に追いやられた女たちが、生きる場所をつくる。
世間の「圏外」に追いやられた女性たちが、自我と生きる場所を取り戻す第175回直木賞受賞作。
見えるか保己一
直木賞候補作
見えるか保己一
見えない学者と、見える人々。そのすれ違いから偉業を読み直す。
全盲の国学者・塙保己一の偉業を、周囲の人々とのすれ違いまで含めて描く歴史小説。
多類婚姻譚
直木賞候補作
多類婚姻譚
「一緒に生きる」を、五つの価値観の衝突から考える。
結婚をめぐる五つの物語から、ジェンダー、金銭感覚、世代、育った環境の違いを考える連作。
#台所のあるところ
直木賞候補作
#台所のあるところ
冷蔵庫や鍋のある場所から、誰かと生きる毎日を見つめ直す。
六つの台所と女性たちの暮らしを通して、誰かと生きながら自分を満たすことを描く連作。
青天
直木賞候補作
青天
ぶつかることでしか確かめられない自分を、もう一度フィールドへ。
高校アメフト部を引退した青年が、進路の空白でもがき、もう一度競技と向き合う青春小説。