本の詳細
ベルカ、吠えないのか?
- 著者
- 古川日出男
- 出版社
- 文藝春秋
発売日は openBD の書誌データに基づきます。提供データが年月までの場合があり、日単位では特定できないことがあります。
- 軍用犬の系譜
- 二十世紀の戦争
- 命令から外れる命
- 歴史を読み直す日に
- 長編へ潜りたい夜に
あらすじ
一九四三年、日本軍が撤収したキスカ島に四頭の軍用犬が残された。犬たちとその血を引く存在は、各地の戦場や宇宙開発を生き延び、人間と関わりながら二十世紀を駆け抜ける。
あらすじの参考資料: 文藝春秋 (2026-07-22確認)
読みどき
二十世紀の歴史を、人間の国家や指導者だけで見たくないときに。戦場へ置き去りにされた軍用犬とその血を引く犬たちが、戦争と宇宙開発の時代を駆け抜けます。
腰を据えて読みたい 読む体力が必要
向いている人
犬の血統を追う冒険と、戦争が動物の命や役割まで組み替える年代記を読みたい人。
合わない人
動物が戦争や実験に利用される描写、犬の死を含む物語を今は避けたい人には向きません。
読後に小さく試せそうなこと
キスカ島に残された四頭の名前と役割を確かめ、命令から外れる最初の瞬間を見る。
選書理由
戦争史を犬たちの移動と血の連なりから捉え、人間の命令が残す影を読めるため選びました。